成功するイベント活用法

歯科医院においでになられる患者様を大きく2つに類型化すると、ホームページや看板等の広告を見て来院される患者様と知人や家族からの紹介で来院される口コミの患者様に分けられます。

広告を見て来院された患者様の特長は、「通院に便利だから」「夜、遅くまでやっているから」等、利便性を求めることです。
口コミの患者様はそれと比較して、先生やスタッフへの信頼が非常に高いことが特長になります。
 

口コミ患者様のメリット

・広告宣伝費がかからない
・他の要因で来院された患者様と比較してキャンセルが少ない
・カウンセリングが容易であり、自由診療を受け入れやすい
・歯科医師・スタッフへの信頼感が大きい

ご承知のように、口コミには、こんなにたくさんのメリットがあるのです。しかし、残念ながら、歯科医院は口コミの発生しにくい業種に属しているのです(後述の口コミが起こる要因のどれにも該当していないことからご理解いただけると思います)。そこで、口コミの発生しにくい歯科医院で必要になるのは、口コミを受動的に期待するのではなく、能動的に発生させることなのです。

ここで、口コミに関して復習をしておくと、

口コミが起こる要因は…

・複数の人数で経験することができる

・楽しい事、感激、等の体験を共有できる

・誰とでも話題にできる

この3点が、あげられます。では、この3つのポイントを歯科医院で、起すにはどうしたらよいのでしょう?
そうです。複数で参加できる、楽しいイベントを開催すれば良いのです。このイベントは、ブラッシング講習会や予防セミナーではダメなのです。「歯科医院でこんなことするの!」と参加者に思っていただける意外性のあるイベントでないといけないのです。期待を超えるイベントでなくてはならないのです。

以前、私のクライアントが「虫歯予防セミナー」という、いかにも歯科医院らしい、あたりまえすぎるイベントを企画し、チラシを作成して参加者を募ったことがあります。しかし、その時には参加希望者0名という結果に終ってしまいました。そうです、その時は、既存の発想から脱却することができなかったのです。

そこで、この歯科医院は口コミを積極的に創造することを考え、「参加した患者様が楽しく、且つ、企画するスタッフが楽しいイベントをやろう」ということで、全員が一致団結して考え出したのが、「親子で、フルーツパフェをつくろう!!」という、本当に歯科医院らしくないイベントでした。歯科医院らしくない「かわいいチラシ」を作って参加者を募集したところ、8組限定であったにもかかわらず、何とチラシ配布3日間で10組(23名)の希望者があったのです。

イベント中は、「ここは歯科医院なの?」と目を疑うほど、親子で盛り上がっていました。
参加した親子の中には「次のイベントはいつなの?」「こんどは、クイズ大会にしてね!!」「また、遊びにくるね!!」という調子で、「ここは歯科医院なんだぞ!」とこちらが言いたくなるような状況でした。

イベントが終了して数時間後、近くのレストランで食事をしていると、そのお店の方から「○○先生、お菓子作ったんだって?」と声がかかってきました。どんな事をどんな目的で行なったのかは、把握はしていないようでしたが、「随分、大勢の親子でお菓子作ったんだってね」という事実だけは、伝わっていたようです。○○先生曰く「口コミって本当に怖いですね」とのこと。おそらく、今日、参加した親子は、1人当り3人の潜在患者に今日の楽しいイベントのことを話すことでしょう。そう考えると、約60人の人たちに、医院の存在をアピールしたのと同じことになるのです。

イベント、その後に

・事前に連絡をしておいた雑誌社1社、新聞社1社から取材を受け、後日、雑誌・新聞に掲載される
・その日のイベントの写真を参加していただいた皆さんへ後日お送りして、あらためて感謝される
・イベントの写真を医院ボードに添付して親近感をアピールする
・アンケートに感想文を記入していただき、今日のイベントの楽しさを再認識してもらう

この歯科医院では、イベント開催にあたって、上記も怠ることなく実施し、最初から最後まで全く無駄のないものにしたのです。お昼の休憩時間の2時間を活用して、費用は、フルーツパフェの材料費と、院内の装飾費用(当日は、風船を使用しました)のみで、数千円というところです。
マンネリ化したイベントではなく、このようなスタッフ、患者様ともに喜べるイベントを実施する価値は非常に高いと思います。

皆様の医院でも、このようなイベントを、実施されてはいかがでしょうか。

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