- 2017-12-4
- コラム
自分の思い通りに事がすすまない時に、その原因をどう考えるかで、その後の結果が変わりことが多くあります。
結果が悪い時に、「ついていないなあ。何で、いつもこうなるんだ」、
「○○さんがそう言うから、そのとおりにやったのに、全然ダメじゃないか。あてにならないなあ」ですとか・・・よくいますよね、こういうタイプの方。
自分が思うような結果を得られなかった時に、その原因を自分以外に求めてしまっては、これからの結果は、何も好転しません。
客観的に自分自身を見ることが出来る時には、そういう思考ができるのですが、思いつめると、そうはいかないですよね。
結果が悪いのであれば、やり方を変えていくしかないのですが・・・。
「そんなこと、わかっちゃいるけど・・・」という声が聞こえてきそうです。
経営も同じことが言えると思います。
業績が思わしくないと、「景気が今ひとつ良くならないからなあ」、「スタッフの意識が低いからなあ」、「近隣に競合医院ができたからなあ」、というような、自分以外に原因を求めたくなるものです。
しかし、成功している院長先生は、全ての結果を自分自身に求めることができる器の大きさをもっていらっしゃる方が多いように思います。
また、1年先、2年先の利益も重要ですが、医院を経営することについて大きな志を持っており、その志へのこだわりを重要視しているということもあるかと思います。
その他にも、「ミーティングや朝礼時に医院の経営理念(医院経営の方向性)をいつもスタッフに語りかけていること」、「どんなことも一度は受け入れる素直さを持っていること」、「患者様をはじめとしてスタッフやディーラーの方など、全ての方への細かい配慮があること」、「コミュニケーション能力が高いこと」、等があがられると思います。
医院全体の取り組みとして共通しているのは、「患者様満足を常に考え、楽しみながら、それに取組むことができること」、そして「院長を中心としてスタッフ全員が患者様に満足していただくためには何ができるのかという視点で業務に携わっていること」、があるかと思います。
患者様満足のために何をすべきかという方法論なのではなく、患者様満足のために絶えず新しい取り組みを付加していくという意識に立ち、成功や失敗の要因を自分自身、自医院にもとめて、自分ができること、自医院ができることを徹底することが重要なのです。
是非、成功するための思考を徹底していただければと思います。