- 2009-5-1
- コラム
多くの歯科医院へコンサルティングにうかがうと増患や仕組みづくり以上に院長とスタッフの関係性やスタッフ間の人間関係がうまくいかず、結果的に取り組みが業績に反映されないことで苦労されているクリニックが多いですね。
「経営改善のために取り組みたいことは沢山あるんだけれど、それをスタッフに話をしても、いやな顔をされるだけで、逆効果です。どのようにスタッフを説得をすればよいのですか?」というようにです。
そのようなケースには、どのように話をするかといった、コミュニケーションテクニック以上に院長とスタッフの信頼関係のあり方のほうが重要なのですが、手法に頼りがちです。
特に歯科医院は、女性中心の組織ですから、「スタッフの女ごころ」を理解する努力が重要ですね。
女ごころ同様に、子供ごころを理解するのも重要です。
11歳と7歳の親としてそう思います。
子育てにおいては、テクニックよりも私自身の心の置き方のほうが重要だといつも思います。
ついつい、「何回言ったらわかるんだ!はやくおもちゃを片づけなさい」「早く寝なさい」と指示・命令になりがちです。
しかし、それは、親対子供という立場での発言でしかありません。
”立場を超えて支援する”という意識で発言をすることで受け取る側の受け取り方は、大きく変わってきます。
子育てとスタッフ教育とは共通点があるものです。