- 2016-5-2
- コラム
世の中には勉強が好き、勉強が嫌いという方がそれぞれいらっしゃいます。
歯科を専門とされている方で勉強が嫌いという方は少ないとは思いますが、勉強好きという方は勉強の何が好きかご自身で把握していますでしょうか。
勉強好きという方で、何が好きかと聞いて、知識を多く持っていることが好きだという方がいらっしゃいます。
しかし、それは知識を集めているいるだけで、本当の意味で勉強好きとは言えないと思います。
私は、勉強好きな人というのは、
「知恵を持っている人」
「興味・関心の幅がある人」
だと考えています。
これは言い換えれば、知識を現実に変えることが好きな人ということです。
勉強好きの人は、概ね実行も好きです。実行力のない人は、何をやっても上手くいきません。
「いい話を聞いた」で終わる人は、何一つ改善されないままです。
「知識を現実に変えることが出来る」
「知識を現実に変えようと常に努力している」
人こそが、本当に勉強好きな人なのです。
このことから、「知識を現実に変える」には、歯科業界の知識だけでなく、歯科業界以外の様々な知識や経験が必要になります。
他業界の人との交流、他業界の成功事例などにも幅広く、興味・関心を持ち続けていなければ、変化の激しい今の経営環境を乗り越えることは難しいと思います。
歯科経営がうまくいっていない方は、「井の中の蛙、大海を知らず」という諺にもあるとおり、歯科業界だけでなく、外の世界へ目を向けてみてはいかがでしょうか。