業績が好調な歯科医院に共通しているのは、

「院長を中心として、従業員全員が患者様に満足していただくためには何ができるのか。」

という視点で仕事をしていることです。
これは、院長先生をはじめとして、従業員全員の仕事への姿勢が挙げられると思います。



ご存知のとおり、現在の患者様のニーズは多様化しており、画一的な満足の追求（CS）から、個別の満足の追求（PS）を重視することが重要な時代に変化してきています。
しかし、経営、マネジメント、診療という３つの業務を同時進行する必要のある院長先生が、ご自身が中心となって全て実行することは非常に困難なのです。
そんな多忙な状況でも、明日から簡単に取組める患者様満足への取り組みをいくつかご紹介致します。

１．治療の終了時に花束
治療の終了日は、治療している側からは何でもなくても、患者様にとっては人生に1度しかない重要な日なのです。
そういう意識で従業員全員が患者様に対応することが重要です。
全員で患者様の立場に立って、共に喜ぶという姿勢が患者様を感動させ、スタッフの仕事のやり甲斐を生むのです。
従業員全員で「おめでとうございます。」のお声がけをすると同時に、その素晴らしい瞬間をカメラで撮影し、患者様に差し上げると喜ばれるでしょう。

２．院内展示会の実施
患者様の作成したアクセサリーや絵画、撮影写真、ぬいぐるみ、マンガ、等を募集し、展示するというイベントは好評な結果が得られているという事例があります。
ある医院では、1ヶ月間30人以上の作品が集まり、イベントが終了して数ヶ月が経過しても、「これも飾ってもらえないですか？」という患者様からの声があとをたたないそうです。

３．患者様のプライベート情報を共有化する
これは、患者様のプライベート情報を従業員全員で共有化し、楽しい会話で患者様の不安を低減するとともに、その後の患者様対応に活かすというものです。
患者様の趣味、恋愛、健康等の、いわゆる世間話を診察中に患者様と交わす事で、次回以降にその患者様が来院された時に、コミュニケーションの材料を事前にリストアップし活用することで、歯科医院・従業員の好感度が上げられます。

この他にも、患者様満足を高める手法はいくつもありますが、患者様満足を考える時に重要なポイントは、

患者様満足のために、絶えず新しい取り組みを付加していく全員の意識だと思います。

是非、患者様満足向上のための新たな取り組みを実行し続けていただければと思います。