- 2017-12-6
- コラム
100年に一度の未曾有の大不況といわれる環境下においても、その影響を受けず業績を伸ばしているクリニックがある一方、不況の影響を大きく受け業績が悪化しているクリニックが存在します。
好景気・不景気等クリニックでは変えられないものに惑わされることなく、自らが変えることのできることに焦点を当てて経営改革を推進することが好業績に直結することは言うまでもありません。
今回は、特に増患に効果的なプロモーションツールであるホームページ、中でもレスポンシブサイトの活用方法について言及していきましょう。
レスポンシブサイトとは、PC、スマホどちらにも最適化するサイトのことです。
歯科医院の新患の来院理由の中で、最も多いのでは紹介等の口コミによる来院であることは変わりないのですが、最近の傾向として、「ホームページを見て」という患者様が急増していることが特徴としてあげられます。中でもスマホの利用者が急増しています。
インターネットへの接続費用や通信速度が改善されたことで、スマホの利用者がパソコン利用者を上回る等、ユーザー数が増大しているのが要因です。
スマホであれば、パソコンを立ち上げる必要がなく、電車での移動やレストランでの食事中など、TPOを選ばずにニーズに合う歯科医院を選ぶことができるのです。
今後、ますます、その利用価値は高まっていくと思われます。
レスポンシブサイトに関して重要なことは、「何のためにサイトを立ち上げるか」というサイトの作成目的を明確化することです。
そして、「ターゲットはどのような層」、「その層を満足させるためにどのようなコンテンツが必要か」、「アクセスアップのために何に取組むべきか」ということを検討していきます。
ただし、効果を発揮させためには、以下の取組が必要です。
① 内容を充実させて、ユーザーの関心度の高いサイトにする
② ユーザービリティの観点からデザインするか
③ 「潜在患者の見込み患者化」、さらに、「見込み患者」を「新規患者」へ育成していく
スマホサイトは、今後の歯科医院経営には、欠かすことの出来ないツールとなって行くことでしょう。ツールですからそれを保有することに意味があるのでは無く、日々、ユーザーの視点からブラッシュアップすることで有効なツールにする必要があるのです。
是非、レスポンシブサイトを有効活用していただければ幸いです。