- 2005-6-28
- コラム
みなさん、デンタル・マーケティングの
寶谷 光教(ほうや みつのり)です。
といっても、皆様の中には、
「寶谷ってどんなやつ?」
「何者なの?」
と思っていらっしゃる方も多いことでしょう。
ですから、今回は、再び、私(寶谷)の自己紹介からいきましょう!
●寶谷 光教(ほうや みつのり)プロフィール●
わたし(寶谷)はプロボクサーという仮の姿を持ち 000-105 ながら、国が唯一認める経営コンサルタント資格である中小企業診断士のライセンスを持つ、一風変わったコンサルタントです。
ある時は、プロボクサー、又ある時は歯科医院活性化コンサルタントと、その姿を変えながら生活しているのです。
まあ、プロボクサー(戦績:3戦1勝2敗)というのは数年前の話で、本当のところ、現在は、歯科医院専門のコンサルタントとして、20医院以上のクライアントを担当している経営コンサルタントです。
今日もコンサルティングの中で発見したこと、新たな気づき、感心したこと等を「歯科医院経営成功のアイデア」を通じて皆様にご報告致します。
さあ、今日も元気にいってみましょう!
今日は、最近、取り組まれる医院が増えている歯科医院でのイベント成功例についてお伝えします。
歯科医院においでになられる患者様を大きく2つに類型化すると、ホームページや看板等の広告を見て来院される患者様と知人や家族からの紹介で来院される口コミの患者様に分けられます。
広告を見て来院された患者様の特長は、「通院に便利だから」、「夜、遅くまでやっているから」等、利便性を求めることです。
口コミの患者様はそれと比較して、先生やスタッフへの信頼が非常に高いことが特長になります。
■口コミのメリット
・広告宣伝費がかからない
・他の要因で来院された患者様と比較してキャンセルが少ない
・カウンセリングが容易であり、自由診療を受け入れやすい
・歯科医師・スタッフへの信頼感が大きい
ご承知のように、口コミには、こんなにたくさんのメリットがある
のです。しかし、残念ながら、歯科医院は口コミの発生しにくい業種に属しているのです。
そこで、優秀な皆様ですから、もう、おわかりのことと思います。
そうです。口コミを受動的に期待するのではなく、積極的に発生させようというのが、今日のブログの趣旨なのです。
ここで、口コミに関して復習をしておくと、
■口コミが起こる要因は…
・複数の人数で経験することができる
・楽しい事、感激、等の体験を共有できる
・誰とでも話題にできる
この3点が、あげられます。では、この3つのポイントを歯科医院で起すにはどうしたらよいのでしょう?
そうです。複数で参加できる、楽しいイベントを開催すれば良いのです。
このイベントは、ブラッシング講習会や予防セミナーではダメなのです。「歯科医院でこんなことするの!」と参加者に思っていただけるイベントでないといけないのです。
期待を超えるイベントでなくてはならないのです。
以前、私のクライアントが「虫歯予防セミナー」という、いかにも
歯科医院らしい、あたりまえすぎるイベントを企画し、チラシを作成して参加者を募ったことがあります。
しかし、参加希望者0名という結果に終ってしまいました。そうです、その時は、既存の発想から脱却することができなかったのです。
そこで、この医院は口コミを積極的に創造することを考え、「参加した患者様が楽しく、且つ、企画するスタッフが楽しいイベントをやろう」ということで、全員が一致団結して考え出したのが「親子で、フルーツパフェをつくろう!!」という、本当に歯科医院らしくないイベントでした。
歯科医院らしくない「かわいいチラシ」を作って参加者を募集したところ、8組限定であったにもかかわらず、何とチラシ配布3日間で10組(23名)の希望者があったのです。
イベント中は、「ここは歯科医院なの?」と目を疑うほど、親子で盛り上がっていました。
参加した親子の中には
「次のイベントはいつなの?」、「こんどは、クイズ大会にしてね!!」、「また、遊びにくるね!!」という調子で、こちらの予想以上に喜んでいる状況でした。
おそらく、今日、参加した親子は、1人当り3人の潜在患者に今日の楽しいイベントのことを話すことでしょう。
そう考えると、約60人の人たちに、医院の存在をアピールしたのと同じことになるのです。
皆様の医院でも、このようなイベントを、是非、お試しになられてみてはいかがでしょうか。
デンタル・マーケティングは、少しでも、皆様の歯科医院の経営改善のお手伝いが出来ればと考えております。
皆様とお会いできるのを楽しみにしています。