- 2005-7-13
- コラム
皆さんは、SWOT分析という言葉を聞いたことがありますか?
マーケティングを少しかじっている方であれば、知らない方は、まずいらっしゃらないくらいに、よく使われるマーケティング用語です。
SWOT分析のSWOTというのは、S=自医院の強み(Strength)、W=自医院の弱み(Weakness)、そして、O=機会(Opportunity)、T=脅威(Threat)の頭文字をとったものです。
医院の経営戦略を考える上で、自医院の現状(内部資源分析)と,自医院を取り巻く環境(外部環境分析)を正しく認識することが重要であり、そのために全体的な評価を行うのが、このSWOT分析なのです。
このSWOT分析で、最初に行うのは、自医院を他医院と比較した場合に「強いのはどんな点なのか」、逆に、「弱いのはどんな点なのか」を検討することです。
1. 自医院の経営資源にはどんな「強み」があるのだろうか?
2. 2.自医院の経営資源にはどんな「弱み」があるのだろうか?
これらを把握した上で、自らがコントロールできない外部環境を、どのように活用するのかを検討する基礎になるのがSWOT分析なのです。
(強みの例)
■「うちの医院は、患者様とのコミュニケーションが他医院と比べてよくとれている」、
■「うちの医院は患者様への治療説明が徹底されている」
このような明確な強みがあるのであれば、院長のみでなく、スタッフを含めた医院全員で、強みについて共通認識持つことが重要です。
具体的には、明確になった強みを、ニュースレターや医院パンフレット、ホームページ、等々の患者様やスタッフの目に入る全てのツールや媒体に記載することで、自医院のイメージを作り上げていくのです。
また、ミーティングで自医院の強みについて話し合うこと、例えば、自医院の強みの関連項目で患者様への対応の中で、成功した事例を報告しあうというようなことも自医院のイメージ作り、ブランド化には効果的です。
ヤンキースの松井選手は「ゴジラ」、ジャイアンツの清原選手は「番町」、スポーツ界では、有名選手は、皆、ニックネームを持っています。
「自医院=○○」というイメージを持たれるようになることこそが、一流の医院の条件だと思いますし、それを自らが創り出す努力が必要なのです。
自医院のイメージ形成のために、ブランド化のためにも、強みを伸ばし、歯科医院経営に成功していただければと思います。
デンタル・マーケティングは、少しでも、皆様の歯科医院の経営改善のお手伝いが出来ればと考えております。
皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
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