- 2005-6-9
- コラム
今日は、経営理念について考えてみましょう。
経営の現場で、日々、発生する問題の解決、今後の医院の方向性の決定、この決断のよりどころになるのが経営理念です。
経営理念の必要性は、大阪のホテル、リッツ・カールトンの理念教育の成功等から学ばれている歯科医院が多く業界でも認知されてきているようです。
このような経営理念に関する意識が高くなっている中、作成する必要性だけでなく共有する必要性を痛切に感じられていることでしょう。
しかし、この経営理念を自医院に根付かせ、活かすことが出来ている医院は、比較的少ないようです。
それでは、経営理念、ビジョン、経営目標についてそれぞれ確認します。
経営理念というのは、組織の社会への存在意義を示したものであり、経営者の価値観を表現したものです。
経営理念というのは、組織の社会への存在意義を示したものであり、経営者の価値観を表現したものです。
例えば「患者様のお口の健康だけでなく、心の健康へも貢献する医院であり続けます」というのは経営理念的な表現になります。
それに対して、ビジョンというのは、医院の将来のあるべき姿がイメージとして伝わるように言葉で表現されたものになります。
つまり、将来はこんな歯科医院にしたいという思いを描いたものです。
例えば「予防で地域NO.1の歯科医院になりたい」というのはビジョン的な表現になるでしょう。
つまり、将来はこんな歯科医院にしたいという思いを描いたものです。
例えば「予防で地域NO.1の歯科医院になりたい」というのはビジョン的な表現になるでしょう。
どちらとも価値的な側面が強い傾向がありますが、企業理念が普遍的な経営者の思いであるのに対して、経営ビジョンは、どのような姿の医院でありたいかということを明確化するものなのです。
また、経営目標というのは、経営理念に基づき活動を行った結果、得ることの出来るであろう、売上高や利益、市場シェアといった数値で表現できる定量的な目標のことなのです。
経営理念を組織に徹底する時のポイントは、理念が抽象的な要素の強いものであることを認識することと、自分自身が本気でそうしたいと思うことを経営理念にすることです。
抽象的な理念を抽象的な言葉で語っても効果は期待できませんし、話をしている本人がワクワク、楽しくなるような理念・ビジョンでないと、それを聞いた従業員の心にも響かないのです。
経営理念をどう語るかということよりも、本気で自分自身がそうなりたいと思うことを理念にして、それに魂をこめて自分の言葉で語るこれが重要なのです。
経営理念をどう語るかということよりも、本気で自分自身がそうなりたいと思うことを理念にして、それに魂をこめて自分の言葉で語るこれが重要なのです。
もう一度、自医院の経営理念の在り方について、スタッフとの共有化について考える機会にしていただければと思います。
■経営理念
経営理念とは、医院経営全体を包括する考え方です。ビジョン、経営計画、スローガン、行動指針、行動基準、等のすべてがこの経営理念に基づき決定されます。
経営理念というのは、自院が社会に存在する意義を示したものであり、経営者の価値観を表現したものです。
経営理念とは、医院経営全体を包括する考え方です。ビジョン、経営計画、スローガン、行動指針、行動基準、等のすべてがこの経営理念に基づき決定されます。
経営理念というのは、自院が社会に存在する意義を示したものであり、経営者の価値観を表現したものです。
■経営ビジョン
医院の将来のあるべき姿がイメージとして伝わるように言葉で表現されたものです。
つまり、将来はこんな歯科医院にしたいという思いを描いたものです。
医院の将来のあるべき姿がイメージとして伝わるように言葉で表現されたものです。
つまり、将来はこんな歯科医院にしたいという思いを描いたものです。
■経営目標
経営理念に基づき活動を行った結果、得ることの出来る、売上高や利益、市場シェアといった定量的な目標のことです。
経営理念に基づき活動を行った結果、得ることの出来る、売上高や利益、市場シェアといった定量的な目標のことです。
現在、寶谷はクインテッセンス出版の「歯科医院経営」やインデペンデント・ネットのメルマガに連載をしていますが、その連載のエッセンスを弊社のサイト「歯科医院経営成功のスパイス」ページ⇒でみることができますので、是非、ご覧下さい。
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