- 2005-11-11
- コラム
久しぶりの投稿になってしまいましたが、今日は、「スタッフの目標管理」についてご報告していきます。
「うちのスタッフは、自分の頭で考えないんですよ」、「みずから進んで、仕事に取り組めるスタッフがいれば、当院の業績ももっとよくなると思うのですが、」という院長の声をよく聞きます。
スタッフの能力や考え方のせいにするのは簡単ですが、実際に、それを改善できる体制を築けているのでしょうか?
スタッフのタイプには、何でも素直に受け取り新しいことに積極的に取り組めるスタッフと、出来ない理由を考えて新しいことに取り組めないタイプのスタッフがいます。
どちらのタイプが組織に必要かというと、間違いなく前者のタイプです。
ここで、後者のようなスタッフがいる医院では、どのように対処すればよいのでしょうか?
大切なことは、スタッフの目標をいっしょに考え、それを定期的に確認する目標管理的な仕組みを導入することだと思います。
一般企業では、この目標管理制度(MBO)は、広く普及していますが、歯科業界では、まだまだ、浸透していないようです。
マズローの欲求5段階説にもあるように、人間の欲求の中で、最も次元の高い欲求は自己実現ですので、働く上での目標を上司と部下が共有することは重要かと思います。
設定した目標に対して、うまくいかない場合には、「目標達成のために何が課題なのか」を2人で考える、上手くいっている場合には誉めることを徹底していきましょう。
一般企業で目標管理制度が機能しなのは、目標の管理を評価制度に組み入れ、評価の対象にしているからにほかなりません。
活用方法次第ですが、目標管理制度の効果は高いと思います。
さあ、皆さんもスタッフの目標管理に取り組んでみてください。
このコラムの内容が、皆様の歯科医院経営のお役に立つことができれば幸いです。