- 2005-7-2
- コラム
患者様は、従来の歯科医院に対して、どのようなイメージを抱いているのでしょうか?
恐らく、「悪くなった虫歯を治すところ」、「歯周病の治療をするところ」、「昔、治療した箇所の具合が悪いからいくところ」、「学校検診で、指摘されたから行くところ」という、イメージの方が大半なのではないかと思います。
<従来の歯科医院に対する意識>
◇ 悪くなった虫歯を治すところ
◇ 歯周病の治療をするところ
◇ 昔の治療した箇所の具合が悪いからいくところ
◇ 学校検診で、指摘されたから行くところ
地域生活者の歯に対する価値観が高くならなければ、歯科医院はいつまでたっても「怖いところ」、「痛いところ」、「行きたくないところ」の代表になってしまうのです。
患者様に、このようなイメージの方が多い今だからこそ、地域生活者の歯の価値観を高める努力が必要なのだと思います。
それでは、価値観を高めるのはどうすればよいのでしょうか?
「車やブランド品を買うよりも、歯にお金を使うほうが、人生を豊かにできる」ということを気づいていただくことって難しいですよね。
そんな時は、まずは、ご自身の口腔内のゴールを決定していただくことが重要かと思います。
「10年後に、歯を何本残したいですか?」
「そのために、どうする必要があると思いますか?」
そのことを確認していただいた後に、下記について、スタッフが説明するのです。
◇歯科医院は、何のために存在するのか
◇歯科医院に通うことで、どんな変化がおとずれるのか
例えば、「素敵な歯並び」、「真っ白な歯」になることで、
◇本人の気持ちが、どのように変化するのか
◇友人や恋人の反応がどのように変化するのか
◇就職活動や仕事で、どんなに有利なのか
◇健康にどれだけ有益なのか
このような説明の中から、“過去の清算のために歯科医院がある”という意識から、“未来の自身のために歯科医院がある”ということに。気づいていただく努力が必要なのです。
「過去の清算のための歯科医院」から ⇒ 「未来を創造していく歯科医院」へ
歯科医院が、患者様に対して、このことを理解していただく努力をしなければ、誰もそれをすることはありません。
それは、歯科医院にとっても、患者様にとっても不幸なことだと思います。
是非、患者様の歯に関する価値観を高める努力をしていただければと思います。
デンタル・マーケティングは、少しでも、皆様の歯科医院の経営改善のお手伝いが出来ればと考えております。