- 2016-4-27
- コラム
世間一般で言われているプラス発想は、何か困ったことがあった時や、難しい問題に直面した時に、
「何とかなるだろう」
「まあ、大丈夫でしょう」
という風に考えることをプラス発想だと言っているようですが、これは違います。
それは、プラス発想ではなくて、「どうでもいい(無責任な)発想」です。
本来きちんと考えるべきときに、問題を先送りにしているだけなので、問題が肥大化し、どうしようもなくなってしまった事例を私は何度も目にしております。
真の『プラス発想』とは「どうでもいい発想」ではなく、
「起こってしまった過去」
「変えられない事実」
「自分ではどうしようもない苦境」
に対して、その苦境をプラスに転換できるかどうかのことを言います。
例えば、経営不振の先生ほど、「保険が悪い」と言います。
それに対して、繁盛している院長ほど、
「今までが甘かった。まだまだ甘い経営をしてる。今、頑張ればまだまだ伸びれる。」
と言います。
保険は自分で変えることはできません。それと同じように、自分では変えられないんだけど、嫌な事・辛い事というのは多くあります。
しかし、その嫌な事・辛い事があったからこそ今の自分がある、もしくはこのようなことが出来るのではないか、と考えられる事こそ、真の『プラス発想』だと言えます。
ぜひ皆さんも真のプラス発想を身につけていただければと思います。