- 2016-9-15
- コラム
今日では、求人・求職サイトによる応募も主流になりつつありますが、ハローワーク、応募者からの直接の電話応募も、依然として続いています。
ここで、当たり前のようで、意外と軽視されがちなのは、採用が決まるまでは、『応募者はお客様であり、患者様である』ということです。
そのため、電話応募の応対は、患者様との電話応対と同レベルの応対が必要です。
せっかくのいい人材も、電話応対一つで、応募者に悪い印象を与え、採用の機会をこちらから失うことになりかねません。
求人・求職サイトからの応募は、Webやメール等の文面で返信することが多いので、内容をあらかじめ推敲(すいこう)して返信すれば、応募者に悪い印象を与えることは少ないと思います。
更に、文章をある程度定型化すれば、いくつかのケースにも短時間で対応できます。
電話応対も、基本的には同じで、内容をあらかじめ推敲して定型化した上で、応対すれば良いのですが、文面との最大の違いは、「応募者と対話」することです。
つまり、対話により歯科医院の『印象』が直接応募者に伝わることなのです。
患者様でないからと、横柄な応対、事務的・機械的な応対では、伝えている内容がどれだけ素晴らしくても、応募者の心に響くどころか、逆に離れていってしまいます。
そのため、事前に訓練を積み、チェックを行い、万全の準備を整えることが重要です。
これは、一番電話に出る機会の多い受付は無論の事、院長をはじめとした全スタッフが身につける必要があります。
電話を含む接遇につきましては、採用後、スタッフ教育の最初のほうで学ぶことと思います。
新しく採用された方だけなく、在籍スタッフも定期的に訓練、チェックを行い、万全の態勢で患者様、応募者に応対していきましょう。
日々継続することで、医院の雰囲気が良くなり、患者様、スタッフ、その他医院に関わる人々がさらに幸せになっていくと思います。